TRDR
まとめ・・・って言われても、どうまとめたものか。それほど色々な思いが交錯した作品。 作画は毎回質が高く、演出の盛り上げ方もお見事。アニメっぽいキャラクターデザインと演出のけれん味を生かしつつ、恋愛ドラマとして上品にまとめていたのが印象的でし…
「手に入れるべきたった一人が、ちゃんとそれを見つけられる」 「そういうふうに、できている」 それはとても優しくて、とても甘い。甘くて、苦くて、単純明快複雑怪奇なシロモノで。そう簡単には見つけられないけど、途中で迷ったり立ち止まったりすること…
オトナとコドモの曖昧な境界線。遂に告白を果たし結ばれた竜児と大河の前に現れた最大の試練、それは大人たちの束縛だった。子供は子供であるがゆえに、子供であることから必死で逃れようとする。まるで遠足にでも行くかのような二人の駆け落ちは、ママゴト…
櫛枝実乃梨という子は、実に多くの矛盾を抱えている。人当たりがいいように見えて、本当の自分は決して見せない。その本質は「逃げ」でありながら、逃げる方向が極端にポジティブ。目に見えないものを恐れながらも、本当は見たいって思ってる。そんな実乃梨…
選択肢見えた!今選択肢見えたよ!どうする竜児!というわけで、いよいよ選択を迫られる竜児なのですが。今回は実乃梨の追い込みがすばらしかったな。 「あたしの幸せは、あたしがこの手で、この手だけで掴み取るんだ!」 「あたしには何が幸せか、あたし以…
わ、早っ!もう終わってるのか!最近は「まだAパートかあ」みたいなアニメしか見てないもんで、この時間感覚には驚かされるわ。体感的に10分くらいなので、お話的には特に言うこともないのですが・・・。竜児が大河の告白を聞いたことで、大河と実乃梨との間…
おおー、話が一気に進んできたな!閉じた三角関係が一気に開いてきた。 「そんなわけない!知らないことなんかないよ」 「大河のことは、ぜんぶ分かってる」 実乃梨はいつもそう。空気読んで、分かったつもりになって、真実から目を逸らしてる。予防線張って…
このアニメ、説明不足だの原作はしょりすぎだのという意見をちょくちょく見かけます。でもそんなに説明不足?確かにエピソードを省略しまくってるらしき部分は随所に見られるんだけど、言葉よりも演出が何より饒舌にキャラクターの心情を語っている。今回の…
大河と実乃梨が、自分の気持ちとお互いの気持ちに気づいてしまう。それは「逆行」というより、本来の姿になったという印象です。亜美の言う「罪悪感」とは、大河の気持ちを知りながら竜児に惹かれ始めている思いだったということか。自分の気持ちにフィルタ…
「なんでパパ役なんてやってるの?」 「高須くんとタイガーの関係、すっごく不自然」 亜美ちゃんがすごいこと言った!俺が9話の感想で大河と竜児の話に触れてなかったのは、まさにその理由。「二人の信頼関係」や「二人の距離」というのは確かにそうかもしれ…
堀江由衣は嫌いじゃない・・・というか、かなり好きな方なんだけど、さすがにアレをOPにするのはいかがなものかと。スタチャもえげつないというか何というか・・・。前回くらいからどうにもおかしな実乃梨。試合の失敗は原因ではなく結果であることなんて誰…
生徒会長の狩野すみれ*1。すみれの抱える二律背反に興味はないし*2、アメリカが無限遠の象徴だなんて時代錯誤も甚だしい。すみれは恋より夢を取って、北村は振られた、今はただそれだけの話。大体、二人の恋は終わってなんかいないでしょう?そんなことより…
大河さん、それは生徒会長じゃなくて大魔王だろう(笑)冬の夜空に輝くオリオン座のように、近くて遠い大河と北村の関係。それでも、自分たちを分かってくれる人がいることは、「最後の救い」があるということは、とても幸せなことなんだよ。
不幸になってもいいから俺も大河に踏まれたりしてーなー。久々に見ると話が分からなくなってくるけど、文化祭編のエピローグ的な立ち位置かな。少しずつ4人の位置関係が変化しつつあるのがよく分かるエピソードでしたね。「大人」と「子供」、二つの顔を持つ…
今回は大河が妙に美人さんだったなー。いつものフワフワ頭をストレートにするだけで、ずいぶん印象が変わりますね。竜児と実乃梨が仲直りしましたよ。大河への思いを再共有することで和解を果たす、というのはお話としてキレイにまとまってるんだけど、その…
竜児と同じく、陸郎も自分のエゴを押し付けてるだけなんだよね。でも、俺はエゴが悪いことだとは思わない。エゴをお為ごかしでラッピングして、世界は回っているのだから。 「間違ってるとか、間違ってないとかじゃないの」 「そんなことより、大切なことっ…
大河の父親・ 陸郎あらわる。 「いいこと、なんでしょうよ」 「そう思うことにするよ。思えるかどうか分かんないけど・・・でもあんたが言うから、そう思うことにする」 まずは話してみろ、と言うのは確かに正しい。それが、大河にとって最善の選択なのかは…
「とらドラは数学」なんて言われる理由がようやく分かり始めてきたかも。この作品において、それぞれのキャラクターは「自身」と「他者」の間にある距離と、「自身」から「他者」へと向かう方向を持ったベクトルとして定義されている。それは狭義では三角関…
いやー、話が複雑になってきましたね!感想書きにくいじゃないか!!(←なぜか嬉しそう)今回は、今まで不思議ちゃんな印象だったみのりんの内面が見えるエピソードでした。 「世の中の、当たり前に恋愛してる人たちが、あたしにはとても遠い」 「だって、あ…
「竜児はわたしのだーーー!!!」 ということで、大河と竜児の微妙な関係がさらに微妙になったのでしたとさ。「犬とご主人様」とか、ますますルイズ化してるような大河さん。もちろん竜児を単なる「犬」だと思ってるわけはないんだけど、かといって恋愛対象…
修羅場っぽい引きでしたが、普通に水着回。今日の5の2といい、なぜこの時期にプールなんだ・・・。それはともかく。前回は亜美のことしか考えていなかったので*1大河に関してはスルーしていましたが、改めて今回の話を踏まえると、大河は大河で亜美に対する…
亜美の心、アンロック!というわけで、かわしまあみが自分の心を解き放つエピソード。亜美の抱える心の闇、大河への憧れ、そして自分自身を吹っ切るという一連の流れを丁寧な作画と演出で見せてくれました。しかし・・・何か、一番大切なものが見えないまま…
本物の天然ボケは「天然」と言われると怒るらしい。さて。サブタイトルにもなっている川嶋亜美、てっきり前回出てきた生徒会長かと思ってたら違ったらしい。あと、かわしまりのとも違う人らしい。 表向きは天然ブリッコで、裏は超ワガママ姫で・・・というの…
言うの忘れてたけど、このアニメのOPとEDは結構すき。特にOPのAメロ入るまでの流れが好き。さて。大河さんは北村くんに告白されたことがあるらしい。北村くんの性格からして、女の子に本気で入れ込むことはなさそうに見えるし、告白もなんかギャグっぽいし、…
ウンコ!・・・いや、別に気が狂ったわけではなく・・。あまりにもショックで内容を全部忘れてしまった。後藤沙緒里・・・がんばれ・・・。 さて本編。まっすぐゴーなバイト少女・櫛枝さん。竜児がやたら好き好き言ってるけど・・・正直言ってウザイよね?(…
これはまた丁寧なつくり。少しずつ仲良くなっていく竜児と大河さん。ちょっと仲良くなりすぎ、というか高校生の男女があそこまで照れもなく男女間の友情をアピールできるのかな?と思わなくもないけど・・・。 それでも、少しずつ仲良くなっていくところから…
誰もが思ったであろうことを敢えて言いますが、シャナとルイズを足して2で割ったような子だよな・・・?生まれつきの目つきの悪さで周りから誤解されがちな高須竜児くんと、「手乗りタイガー」こと逢坂大河さん。竜児が得意の料理で大河を餌付けしていくとい…