さよならEvernote

かつてはライフログ(笑)時代を作り上げメモアプリの頂点に君臨したEvernote。しかしアップデートを繰り返すたびにユーザーの失望を買い、次第に衰退していった印象があります。

自分はほぼ10年(最古の文書が2010年12月27日だった)使ってきたサービスだったのですっかり馴染んでいたし、小さな不満はあれど大きな問題はないので今まで使い続けてきたのですが、先日のアップデートで本格的にEvernoteとサヨナラする決意をしたのでした。

アプリが重くなったとか同期できる端末数が少なくなったとかではなく、自分の場合はENScript.exeが使用できなくなったというのが決め手でした。

Windows - Evernote Developers

自宅のPCで色々なツールを動かしてて、その出力を一元化するのにEvernoteを使ってて、コマンドラインからノートの追加ができるENScript.exeが非常に便利だったんですよね。

まあAPIを使えば同等のことはできるし、調べてみるとそういうツールも公開されているようなのですが、もうこの際いい加減Evernoteを離れる良い機会かなと。

で、色々調べてみたのですが、当面はTypora(PC)/JotterPad(Android) + dropboxで行こうかなと。

今まで使ったメモアプリ4つを比較する - kamocyc’s blog

要件としては

  1. 3ペインのリストビュー
  2. コマンドラインから文書を追加できる
  3. Markdown(あるいはテキストベースのマークアップ言語)対応

くらいのざっくりした物だったのですが、意外とこれを満たすツールってないのね・・・。webサービス(Notionとか)だったりGUIオンリーで他との連携を想定してないツール(Boostnoteとか)だったり。

なので現時点での結論としては、

  1. 3ペインはWindows標準のエクスプローラーでええやん(テキストファイルはプレビューできる)
  2. エクスプローラーで管理するので通常のファイルとして処理できる
  3. 単体のMarkdownファイルを扱えるアプリ

という対応で行くことにしました。

「単体のMarkdownファイルを扱えるアプリ」で有名なのはTyporaみたいで、ちょっと使ってみた感想としては特に不満もないのでいいんじゃないかな。

JotterPadはメガネのアイコンをクリックしないとMarkdownのプレビューをしてくれないみたいだけど、スマホでガッツリ使うことを想定してないので1ステップ操作が増えるオーバーヘッドの影響は特にないでしょう。

しかしJotterPadでDropboxと連携するには有料オプションが必要になるらしいので、とりあえずDropsyncでローカルに同期させて様子を見ることにします。ガッツリ使うようなら有料オプションも検討しましょう。

現状スマホとPCでこの手の情報を同期させる必要があるのってイベント管理に関わるものだけで、今は基本的にGoogleカレンダーでイベントの管理をしているからEvernoteの情報は補助的なもの(Googleカレンダーに書ききれないもの)だから、とりあえずこれで大丈夫だと思う。

イベントの管理を EvernoteGoogleカレンダー に変更したのってコロナ禍がきっかけだったので、そういう意味でもコロナはオタクのライフスタイルを変えるきっかけになってるよな。