とらドラ! 第22話「君のいる景色」

わ、早っ!もう終わってるのか!最近は「まだAパートかあ」みたいなアニメしか見てないもんで、この時間感覚には驚かされるわ。

体感的に10分くらいなので、お話的には特に言うこともないのですが・・・。竜児が大河の告白を聞いたことで、大河と実乃梨との間で揺れ動き始めましたね。

「進学しないという選択は、そんなにおかしなことですか!」
「いいえ、そういう訳じゃないわ。ただ・・・この調査票からは見えないだけ」
「他の誰でもない、高須くん自身の考えが」

進学か就職か・・・という二律背反をメタファーと捉えるのは、さすがにベタかな(笑)

「わたしはもう迷わない!ちゃんと前を向いて、見えるものに突進していく!」

それは確かに正しいことかもしれない。ただなあ・・・それってさ、明日テストがあるのに「今見えるものは散らかった部屋だ!だから今私ができることは部屋の掃除だ!」って言ってることと同じって分かってる?バイト増やして、部活の仕事も増やして、本当に見なきゃいけないものから目を逸らして「見えてるものを見失う」だなんて、ちゃんちゃらおかしいぜ。笑わせるなよ。

・・・っと、俺はみのりんを叩いてばっかりいるのだけど、決して嫌いなわけじゃないんだよ。美少女なのにバカを演じて、人当たりはいいのに一定以上は他人を寄せ付けない壁を作って、傍若無人に見えてすごく臆病で。ヘラヘラ天然を装いながら他人に近づくのを異常に怖がる実乃梨は、多分リアルの俺自身に通じるところがあるんだと思う。亜美が実乃梨に突っかかるように、俺も実乃梨のことが気になってしまうのです。ホントは仲良くなりたいのにね。仲良くなりたいけど、壁を作る実乃梨を知っているから、怒らせることでしか仮面を剥がせないんだよね・・・。