ジュエルペット てぃんくる☆ 第42話「グランプリ開幕でドッキ☆ドキ!」

ジュエルフラワーが開くとき、ジュエルスターグランプリの幕が開ける。その時点でジュエルストーンが12個あることが参加資格ということなのか。

いよいよグランプリ開始!なんだけど、ミリアはストーンがひとつ足りなくて・・・というお話。いつだったか、あかりちゃんが1人で2個ジュエルストーンを貰ってた時から「ミリアより1つ上になったけど大丈夫なんだろうか」なんて思っていたのだけど、まさかこのエピソードに至る伏線だったとは。

ミリア、本当は悲しいはずなのに、笑ったり怒ったりしてあかりたちを送り出そうとしてて。いい子だね・・・。前回の感想で心の闇がどうのこうのと書いていた自分が恥ずかしい。何が恥ずかしいって、「心の闇」みたいなモノを描き出すことがリアリティでアニメとして上質なのだ、みたいなことを思っていた傲慢さが恥ずかしい。このアニメが、そんなことするわけないのに。

もちろんミリアの中に、あかりたちのグランプリ出場を純粋に喜べない気持ちはある。でもそれは「悔しい」とか「悲しい」といった感情であって、他人に向けたものじゃない。いつも思うことだけど、改めて思うのが、このアニメは本当に人の綺麗な感情だけで話を作ってるんだなあ・・・と。それが上辺の綺麗事じゃなくて、本当に綺麗な感情で、だからこそ自分の悲しさや悔しさを必死に押さえてあかりたちを送り出すミリアはすごく綺麗で。

見てる最中はとにかくミリアが心配で、この話の結末はどうなるんだろうって考えてました。あかりたちが土壇場で棄権する可能性や、ミリアが最後のジュエルストーンを手に入れる可能性。ミリアが全員をひとりずつ送り出して、その上でジュエルストーンを得るという今回のお話は、そんな自分の浅はかな考えを上回る感動的なエピソードでした。

いやー泣いた。このアニメはどんだけ俺を泣かすんだってくらい泣いてる気がする。今回も泣くだろうなーって思ってたら案の定泣くという。このアニメで泣けるってことは、自分の中にもまだ綺麗な感情が残ってるのかな、なんてことを思ったりもします。

さて次回からはジュエルスターグランプリ編かな?全員出場ってことで安心して見れますね!尺的には1年で終わってしまいそうな気もするが・・・できれば2年目も見たいです。