青い花 第08話「恋は盲目」

今回は、ふみとあーちゃんのラブラブっぷりが前面に押し出されてて最高でした。

「・・・ありがとう、あーちゃん」

あーちゃんの思いに涙腺が緩む・・・。友達のためにおせっかいを焼くというだけじゃなく、ふみの同性愛を丸ごと受け入れて、その上で心からふみのことを思ってる優しさがたまらないよなあ。ふみにとって、この子の存在がどれだけ救いになったかを思うだけで込み上げるものがあります。

ところで、すげーワガママなことを言うけど、この二人はずっと「親友」でいてほしい。恋人みたいな生々しい関係になってほしくない。

イヤラシイ話、恋人という関係はある種の打算が伴うと思うんだよね。直接的にはセックスしたいという肉欲的な打算。それは言い過ぎとしても、少なくとも「相手から好かれたい」という感情は否定できないでしょう。そりゃあ他人から好かれたいなんてのは、打算と呼ぶにはあまりにも純粋な願望ではあるのだけど・・・それすら「打算」と思えてしまうほどに、友情のプラトニックさは限りなく純粋な相手への好意でできている。

杉本先輩に直談判に行ったのも、ふみに喜んでもらうためにやったんじゃない。それどころか、ヘタしたら嫌われてしまうかもしれなかったはず。それでもあきらを動かしたのは、純粋なふみへの好意。そこには打算も見返りもない、純粋な思いがある。だからこそ心を打つのです。