宙のまにまに 第06話「よろしく」

新しい担任・草間望登場の巻。

単に父親の教え子で、昔遊んでもらっていただけの関係なら、美星が泣くほど感情移入している理由が分からない。おそらく何か深い関係があると思うんだけど・・・。30歳という年齢も、高校生と恋愛するにはやや現実離れしている年齢差だから、その点は安心して見られる部分ではあるかな。

草間の登場で心中穏やかでない朔。自分だけが特別な存在という過剰な自意識は、この年代の男の子なら誰でも感じてしまうことだよね。でも本当はそうじゃない。「大切な幼なじみ」は自分だけの特権ではなかった。そして何より、自分との再会で美星は泣いたりしなかった・・・。

幼なじみのライバルキャラという設定自体は大して珍しくないんだけど、現在の朔と美星を繋ぐ唯一にして最大の絆が「幼なじみ」だからなあ。今まで与えられていた特権を失ったとき、朔がどのようにしてそれを取り戻すのか。受け身一辺倒だった朔が、いよいよ動き出す日が来るのでしょうか?

この辺りのお話は「狼と香辛料II」の5話を思い出します。偶然手に入れたものの大切さを実感し、それがもっと大きな偶然によって奪われようとしたとき、果たして朔はどうするのだろうか・・・。

朔は「幼なじみ」でも「星」でも草間に敵わないんだから、フーミンの文芸部を手伝うってのはアリだと思うんだよね。同じ土俵にいたら絶対勝てるわけない。そのきっかけが逃避だったとしても、結果的にはいい選択だったと思いますよ。

フーミンのお願いシーンといい、美星&草間に文芸部の手伝いの話をするシーンといい、なんか告白みたいな雰囲気になってたのはちょっと笑った。美星さんも「ウソ・・・だよね?」とか言い出しそうな顔してたし。何でだよ!

  • プラネタリウム作るのって、結構大変らしいって聞いた*1。星の動きのシミュレーションとか。
  • 今の子は「夏の日の1993」なんて知らんだろう・・・。
  • 真由&エミリの友達コンビがいいなあ。こういう細かい遊びは大好き。
  • やっぱり、美星の父親って亡くなってるんだよね・・・?

追記

朔と美星の再会シーン、ほんとに泣いてなかったっけ・・・と不安になったので見返してみた。

美星さん、涙目だったけど泣いてない!俺間違ってない!

*1:エロゲー知識(笑)