けいおん！！ 第01話「高３！」

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今シーズンは鳴り物が多くて、続編がやること自体は知ってても「へえ、もうやるんだ」くらいの曖昧な印象だったのですが・・・。いざ見てみると、俺ってこんなにけいおん好きだったっけ？と思うくらい色々と感慨深かったかも。

最初の入りが「わたしの恋はホッチキス」のギターソロから始まるっていうのがズルイ。俺はこの曲が大好きなんだ・・・。そんなの感動するに決まってるじゃん。裏で唯が軽く歌ってたりする細かい演出もすばらしい。その流れのままOPに突入して、本編が始まったらもう１年近くのブランクなんか無くなっちゃいます。

新学期と言うことで、再び部員勧誘から始まるお話。色々がんばったけど、とりあえず５人のままでいいよね！という結末ではあったのですが、次回予告を見ると、もう一波乱ありそうな感じなのかな。

前期の後半あたりから思ってたけど、少しずつ主人公が梓に移行しつつあるような。であれば、大きな流れとしてもやっぱり「先輩」としての梓を描いていく方向は捨てきれないと思うので、新入部員の話はもう少し後を引くんだろうなあ。何にしても、俺的にはあずにゃんの出番が増えるのは大歓迎ですけどね。

作品世界に慣れたせいもあってか、前シリーズよりも当たりがソフトで、スタンダードな作りになってた印象があります。過度にゆるいわけでも、過度に熱血なわけでもなく、すごくバランスのとれた構成だったのがむしろ意外だったかなあ。これはこれで見やすくて嬉しい。個人的な希望としては、ドラマ的な部分は前シリーズで完結してて欲しいと思ってるから、今期はあくまでファンサービスとして余韻に浸れるようなシリーズになってるといいな。

声の話。前シリーズ放映当時の自分の認識としては、日笠陽子はスケッチブックのみなもちゃん、佐藤聡美は地獄少女のゆずきさんの記憶が何となくある程度、竹達彩奈に至っては初めて聞いたので、ほとんどニュートラルな状態でした。その後色々な作品やラジオを聞いて、それぞれベースとなる声を確立した上で改めて本作品の演技を聞いてみると、また違った印象があって面白い。自分にとってベースとなる声を作っておくことで、それぞれの作品における声優さんの解釈や役作りが何となく見えてくるんですよね。これは声オタならではの楽しみ方なのかも・・・。