咲-saki- 総感

正直言ってあまり真面目な視聴者ではなかったので、まとめを書くのもおこがましいのですが・・・。

放映当初は1話あたりの違和感をずっと引きずってて、まず「麻雀+萌え」の世界観に慣れてないことと、「そんなオカルトありえません」な謎のエフェクトかかりまくりの麻雀シーンに若干引いてしまった感じかなあ。やたらとフィーチャーされてた咲と和のラブラブ百合っぷりにもイマイチ乗れなかったので、見どころを探しあぐねていたような気がします。例えば4話の感想辺りに、麻雀モノと萌えモノの間で戸惑ってる様子が見てとれますね。

話が面白くなってきたのは、6話からの地区予選編。このアニメの楽しみ方を掴みかけたのは7話で福路キャプテンが出てきてからかなー。今まで自分は麻雀シーンそのものを楽しもうとしてたけど、それは間違いだった。キャラクターの魅力こそが要であり、麻雀シーンはその内面の象徴にすぎないのだと。

そう思いなおして見てみると、次々に出てくる女の子たちが、その萌えパーツ以上にしっかり掘り下げられていて感情移入させてくれました。風越は言うまでもなく、地味だ地味だと思っていた鶴賀学園も、最終回を迎える頃には他の高校に負けない個性を発揮するようになってましたね。龍門渕で一番好きなのが透華さんだったというのも驚きでした。作品中の立ち位置としては小悪党のギャグキャラでしかないはずなのに、19話みたいなお話を見せられたら、好きにならずにはいられない・・・。

そんなこんなで。視聴当初は戸惑うこともあって、中盤ではGONZOのお家騒動もあって、色々ありましたが楽しい作品でした。何だかんだで作画も乱れることなく、最後まで質の高い美少女を見せてくれましたね。スタッフのみなさま、ありがとうございました。