喰霊-零- 第11話「運命乱」

うわあ、対策室のメンバーがどんどん死んでしまう・・・。室長つえーとか言ってる場合じゃない。桐ちゃん・・・。

いよいよクライマックスと言ったところで。次回はどうなってしまうのだろうか・・・。

一瞬、黄泉が殺生石の呪縛から解かれたような風になっていたけど、殺生石に操られていたというのは違うと思うんだよね。黄泉の全てではないにしても、確かに黄泉の影の部分であったことは間違いないはず。そういった負の感情を増幅させるのが殺生石なのでしょう。

でもなあ・・・人間は誰しも光と影の相反する感情を持っているよ。好きは嫌い、嫌いは好き。憎しみがあるからこそ、愛することもできるはず。黄泉の愛情が強いほど、反転したときの憎しみも大きくなる。でも、発現の仕方は正反対でも、その先にある思いはひとつなんだよ。そんな黄泉の思いに気づくことができるとしたら・・・おそらく、神楽しかいないんだろうな。

「神楽、全て忘れるといい」
「それが一番楽になれる方法だ。この勤めにつくものは皆そうしている」
「だが、本当に強くなるなら全て背負え」
「人として人を守るなら、思いを捨てるべきではない。それがどんなに辛い思いであっても」

黄泉のことを忘れられたら、どんなに楽だろう。でも、それでも神楽は黄泉のことを忘れちゃいけない。今の神楽を作っているのは、黄泉との幸せな生活であり、黄泉の思いの結晶だったのだから。黄泉はもう手遅れかもしれないけれど、黄泉を殺してしまうかもしれないけれど、それでも黄泉の思いまで殺しちゃダメだよ。神楽まで黄泉の思いを殺してしまったら、黄泉はもうどこにも行けなくなってしまうよ・・・。