ヒャッコ 第12話「18コメ 一姫二太郎三虎子」「虎子故に迷う鬼心」

虎子の家庭話。似てない似てない言われてたし、7話の「似ててたまるか」という台詞からも本当の兄弟ではないのだろう、という予感はしていましたが・・・。なんだろうな、そういう重い部分をうまく躱して家族愛に落とし込んだという印象です。かといって「義理の姉妹」の設定が全く意味ないなんてことはなく、その辺の重い空気は各シーンの行間にたっぷり生かされてるのもまた印象的でした。

この作品は語らないんだよね。キャラクターも、脚本も、作画も、物語の本質を何も語ってくれない。目に見えるものはあくまでも表層であるのだけれど、キャラクターの微妙な表情やシーンの切り替えの時間と言うか、「間」みたいなものが非常に語りかけてくるのです。