鋼殻のレギオス 第14話「廃貴族現る」

シャーニッド編・終了。

今回はアクションシーンが楽しかったな。それぞれのキャラクターに見せ場があったんだけど、シャーニッド対ダルシェナのシーンは純粋にアクションとして面白かった。銃がダルシェナの剣に弾かれるときの音が金属っぽいのも妙に気持ちいい。あと、無駄にカッコイイレイフォンとか。

お話としては・・・歪んだ三角関係を維持しきれなくなってシャーニッドは第10小隊を離れたということらしい。「俺たちの誓いには誠実さがなかった。3人が3人とも真実の気持ちを偽って成した誓いだった」という台詞が重いです。もっと早くウソに気づいて、その先にある真実と向き合っていれば、もしかしたら乗り越えることができたのでしょうか・・・。今となっては知る由もありませんが、これもまた三角関係の悲しい結末のひとつ。

このシリーズは全体的に余韻を持たせる感じで、色々な部分が明示されないまま終わってしまいましたね。だからといって決して面白くないってわけじゃなく、出来事をぼやかすことによってキャラクターの思いが強調されていたように感じられました。

元・第10小隊の3人の関係性を掘り下げて考えるのも楽しそう。特に、肝心のシャーニッドの思いが直接見えていない辺り。「3人が3人とも真実の気持ちを偽って」というならば、シャーニッドにも胸に秘めた思いがあったはずなんだよね。

  • 10話あたりで出てきたヤギの精霊は、どうやら廃貴族だったらしい。なんで電子精霊から貴族へランクアップするのかはよく分かりません。