絶対可憐チルドレン 第19話「暴走天使!ウチのナオミにかぎって…!」

全国の藤村歩ファンの皆様、お待たせしました!ナオミのお当番回ですよ!!いやー堪能させていただきました。
暴走族までも虜にしてしまうナオミの魅力・・・というのはベタベタすぎるほど王道な展開。ただナオミの場合、おとなしいキャラで油断させといた後にキャラチェンジ!というギャグ方向に持ってくのが無難なまとめ方だと思うんですよね。で、暴走族が「姐さん」とか言って慕ってきて、学校にまで着いてきて、「もういい加減にしてくださーい!」で空にパンアップ・・・みたいな感じで落とす。
ただ、敢えてそういう方向に持っていかないで、ナオミの持っている「人を信じる心」を軸として構築されたお話は驚くほど真っ当な子供向けアニメ。その姿勢が一貫しているからこそ、子供向けとは思えないようなネタをやっていたとしても最後にはちゃんと子供向けアニメとして着地することができる。それは17話の原作改変でも感じていたことなのだけど・・・。

「信じて悪いか!人を信じるのは、悪いことか!」
「あんたは最低の上司だけど、わたしをそんな風に育ててくれたことだけは感謝してたのに!」

ナオミも超能力者なら、信じていた者に裏切られる辛さを知らないわけじゃないだろうに・・・。実際、今回も裏切られているわけで・・・。それでもなお人を信じようとするナオミ、いい子やね。そういう風に育てたのが谷崎主任だとすれば、谷崎さんはすごい人だよな。他人を信じさせるには、まず一番近い存在である自分を信じてもらわないといけないわけだから・・・。