僕等がいた 第18話

そして過去は再び繰り返される。奈々さんの思い出、七美と矢野が付き合い始めたころの思い出、そして現在を対応させつつもスイッチを繰り返し、思いがひとつになっていく。奈々さんの身代わりとなることも、矢野の思いを受け止めることもできなかった七美が、「奈々さんの身代わりになる」ではなく「奈々さんを自分自身の中に受け入れる」ことで矢野の思いまで受け入れることができたということでしょうか。

ちなみに、七美にも矢野にも、「七美を奈々さんの身代わりに」という発想は出てきたことないんだよね。七美が気にしていたのは矢野が本心を明かさないことと*1であって、「奈々さんじゃなくて私を見て」的なものは一切出てなかったり。むしろその思いにとらわれていたのは山本さんの方だったりします。

それにしてもあれだな、今回のラストの伏線になってるとはいえ、本心を言ったら言ったで別れようって言うし、言わなきゃ言わないで「見切る」とか言うし、七美ちゃんひどい子だよな・・・。人には誰だって触れられたくない過去があるわけで、恋人だから全ての過去を明かすべきってのは違うんじゃないかなあ、と思うのでした。

あ、あと、久々登場の「私たちもいた!」は面白かったー。なんかラジオっぽい雰囲気がいいなあ。

*1:と本人は思っているけど、実のところは矢野の本心を受け入れられないことが不安だったんだよね