僕等がいた 第12話

おや、こんなところにもピンク色の桜貝が・・・・・・

・・・ゴメン!オヤジでゴメン!!

さて今回。・・・ってか七美ちゃん!「どんなことがあっても、受け止める」と言ったわりに全然受け止めてないし、「七美が聞いてあげる。もしここに奈々さんがいたら何て言う?」って言っといて、いざ言ったら「わたしじゃ矢野を幸せにできない」って。ひ、ひどいよそれは・・・。

矢野が七美に言わなかったのは、こうなる事を知っていたから。こうなりたくないってことは、七美を大切に思ってるからだよ。離したくないと思ってるからだよ!なに、矢野が奈々さんへ「思い出をありがとう!」みたいな事言って吹っ切れるとでも思ってたの?そんな簡単に吹っ切れるんだったらとっくに吹っ切れてるよ。きっぱり終われなかった恋ってのはいつまでも後に残るんだよ!

大抵の恋愛物が成就して終わりなのは、やっぱり恋は実るまでが一番キレイだからなんだろうなあ。恋が愛に変わると同時に、二人の軋轢はよりリアルに生臭くなってしまうのでしょう。ただ高校生にはちょっと重いよな、この設定は・・・。七美ちゃんがそれを背負えなかったとしても、俺はそれを責めることなんてできない。当然だと思うから。

「知らない」ということは七美の唯一にして最大のアドバンテージだと思っていたのになあ。世の中には知らなくてもいいことってあるんですよ。恋人同士だから全てを知りたいってのは、理想としては分かるけどねー。