魔法少女リリカルなのはA's 第04話「新たなる力、起動なの!」
これは本物だ。
日常をベースに、地に足のついた話を作っていくのは前回の不満点を解消してくれていて、そこは嬉しいところでした。ただ、あまりにも教科書的によくできたお話すぎて、前作の魅力であり最大の個性だった、ポエミーなエロゲーテキストで全てを押し流す力が無くなっていないかなあ・・・と心配していたのですよ。
そんな中での今回の話。丁寧になのは側とはやて側の日常を描く基盤作りは相変わらず徹底してる。それに加えて、なのはとフェイトの会話がすばらしすぎ!エロゲーテキストとアニメ脚本の見事な融合。
「強い意志で自分を固めちゃうと、周りの言葉って、なかなか入ってこないから。・・・私も、そうだったしね」
「母さんのためだとか、自分のためだとか、あんなに信じようとしてた私も、なのはの言葉で何度も揺れたから」
ああ、ちゃんと前作を大事にしてて、その上でこの話を作っているんだなあと。このシーンで俺は、このアニメは本物だと思いました。キャラを増やしたのも、リンディ提督が義理の母なのも、安易に考えたわけじゃない。前作の問題点をあれだけ認識していて、それでもこういう設定を持ってくるからにはきっと描き切ってくれるはずだと思います。でも基本的には相変わらず「拳で語れ!」なのね。確かになのはが教えてくれたことだけど・・・。
転校してくるフェイトがまたかわいすぎる!なんか作画も妙にかわいいし、緊張しながら挨拶をする水樹奈々の演技がまたかわいいなあ。ただでさえ萌えるのに、これ以上萌えさせてどうする気だよ!?俺は一体どうなるのだ?
「年の近い子が、こんなにいるの初めてだから、なんだかもう、ぐるぐるで・・・」
気分はいつもぐるぐる!!