あの夏で待ってる 第03話「先輩が言っちゃう…」

何か言おうとした海人を「イっちゃダメ」と止めるイチカ先輩。エロい!

それを海人は「告白しようとしたのに止められた!振られた!」と思い込み、一方先輩は海人が自分の正体に気付いたと思って口止めした。というすれ違いの面白さですね。

最初、海人が振られたシーンが妄想とは分からなくて、他のキャラの妄想を重ねていくうちに「あぁ、あれは妄想の演出か」と気付くトリックが面白い。演出の話で言えば、妙なスローモーションが多用されてたのも面白かったです。心情をデフォルメして演出に乗せてきますなー。もっと淡々とするのかと思ってたけど、あの装飾過剰なキャラ付けには合ってるのかも。

なし崩し的に先輩に思いを伝える形になってしまう海人。や、でも、「じゃあ……もしかして、わたし?(笑)」って先輩に言われちゃウソなんてつけないし、そんなシチュエーションで告白できるなんて幸せものだよ、海人くん。

北原美桜さん。谷川柑菜さんへの恋心を隠しつつ彼女の恋を応援する石垣哲朗に対して「人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴られて死ねと言うが、自分の恋路を自分で邪魔してるお前は馬に蹴られたらさぞ痛かろうな(意訳)」などとポエミーかつ失礼なことを言う。どーせお前も哲郎が好きってオチだろって思うので、その発言は自分自身への台詞でもあるんでしょう。ただ、そこまで美桜さんに感情移入できてないので、何かと絡んで来てウザいな、八つ当たりしてんなよって思ってしまいます。

んー、もしかして、恋愛ドラマが重くなっていくのかなあ?今のバイオリズム的に、めんどくさい恋愛話はめんどくさいなーっていう感じなので、どうだろう。先輩は超可愛くて好きなので、明るく楽しい話にして欲しいっす。