星を追う子ども

見たのは9月頭くらい。アニメの視聴も終わり、ちょうど余裕があったので見てきました。

さて。お話としては。ヒロインの渡瀬明日菜ちゃんと森崎竜司先生が「アガルタ」という地下の世界に出かける話。明日菜ちゃんは退屈な日常からの脱却(?)、森崎は死んだ奥さんを蘇らせる、とそれぞれの目的を胸にアガルタで冒険を繰り広げる、みたいな?

・・・いやあ、正直話がよく分からないす。新海誠の作品は大抵話がよく分からなかったりするのですが、これはもう少し大衆向けだろうと思ってたけどやっぱり分からない。というか、アガルタに行くまでに1時間以上掛かっているからね!申し訳ないけど中盤は意識が飛んでしまっていた・・・。

内容としては、もう金元寿子アニメに尽きると言った感じでしょうか。2時間ずーっと出ずっぱりなので、色んなひーちゃんが聞けて楽しかったですよ。森崎を「お父さんみたい」と言って懐いてみたり、森崎の奥さんの魂を宿す器になってみたり、男の願望を全部集めました!みたいな。

森崎先生。旅を続けるうちに明日菜を大切に思うようになって、最後は奥さんを復活させる代わりに明日菜が消える的な二者択一(?)を迫られます。「生きてる人間が大切だ」的な話しなのかなーと思ってたら、迷いなく奥さんを取ってるあたりブレがないなー!と妙に感心した。

あと、シュンの幼なじみで伊藤かな恵ちゃんが出てくるのですが、これがまたすごくかな恵ちゃんで。この作品、どこかフワフワした異世界ファンタジー感あふれる雰囲気になってて、金元寿子を始めとする声優の演技もわりと質量が軽いイメージで見てたのですが、かな恵ちゃんの声の生々しさというか存在感というか、話に集中してたのが「うお、かな恵ちゃん!」みたいに一気に現実に引きずり込まれて笑ってしまいました。