ジュエルペット てぃんくる☆ 第51話「輝く奇跡にドッキ☆ドキ!」

あかりとルビーが最後に使った魔法、それはフェアリーナが愛したほほえみの魔法。

バッデストの呪縛から解き放たれたアルマが、今度はあかりを助けようと呪文を唱える。そして、それが外にいるみんなにも伝わっていって、最後はあかりも含めた全員でほほえみの呪文を唱える。

この一連のシーン、話の盛り上がりはもちろん、時にはライバルとして戦ってきたみんなが心をひとつにして「ほほえみの呪文」を唱えてるということを考えるともう胸がいっぱいで。

アルマは救われ、フェアリーナ様は目を覚まし、これ以上ないってくらいのハッピーエンド。これほど幸せなハッピーエンドがあっただろうか・・・。

作品中ではあかり達のほほえみの呪文が悪しき魔法を消したという説明がされているけど、自分の解釈は少し違ってて。悪しき魔法も、ほほえみの呪文も、レアレア界からやってきたもの。だからこれは、正義が悪に勝ったという単純な構図ではない。

苦しみや悲しみと、ほほえみとは表裏一体。その象徴としてのアルマの姿は、あかりと対を成すレアレアの象徴。時には苦しみに苛まれても、それを乗り越える輝きの美しさ。ぬるま湯のようなジュエルランドの平和とは違う、生命力に溢れたレアレアの魅力ということなのでしょう。

この世界には辛いことも苦しいこともある。でも、それを乗り越える力がきっとある。誰でも使える小さなほほえみの呪文だけど、それは大きな奇跡を生み出すステキな輝きを持ってる。

そして・・・その力は、自分自身の夢につながってるんだよね。


最後に出てくる魔法、いったいどんな大魔法だろう?って思っていたのですが、ほほえみの呪文だったとは。この優しい作品世界の美しさを象徴しているようで、それでいて今までの話の集大成のようで。

そんなことを考えていたら涙が止まらなくなってしまいました。