ドラゴンクライシス！第02話「黒の襲撃」

世界遺物保護協会（ソサエティ）の戸倉さんのところへローズを連れて行って検査をするよ。竜司は世界に7人しかいないというレベル10らしい。ただ、竜司くんは両親がロストプレシャスに夢中で自分をないがしろにしたことをトラウマに感じているらしく、そういう方面との関わりを避けているらしい。

そんなわけで、ローズをおいて家に帰ろうとした竜司の前に、ローズの（自称）婚約者であるブラックドラゴンのオニキスが現れる。オニキスに襲われた竜司は、突如アイデンティティと父性本能に目覚めてローズを助けようとするのだった。

と、そんな感じ。最初は邪険に扱いつつも、全力で自分に懐いてくるローズにほだされて・・・みたいなベタな展開だと思うんだけど、妙にジメジメしてるというか、回りくどいというか。かと言って丁寧って訳でもなくて、ひたすらいじける竜司を描いたと思ったら急にローズを助けるぞ！ってなってるし。よく分からないなあ。

実は前回から思ってたんだけど、竜司の立ち位置がよく分からないんだよね。妙に場慣れしてるようだけど、別に強いってわけでもなさそうだし。君は「普通の高校生」なのか、それとも「向こう側の人間（笑）」なのか？大体、そういう世界とは関わりたくないんだったら、もっと早くから意思表示をしそうなもんだけど・・・。ノリノリで名前まで付けてるしさ。

ローズは完全にブラックボックスなんだから、竜司の立ち位置まで分からなくなったら感情移入のしようがないよ。せっかく3話も使ってローズと竜司の絆を描いてるのに、丁寧というよりダラダラしてるようにしか見えなくなってるのが残念です。