みつどもえ 第08話「RUNNER」

OP、前回のSEはなんだったんだろう・・・。

さて。今回はすばらしいね!もちろんラストエピソードは普通に泣けるんだけど、個人的には最初のエピソードを押したい。

大体このアニメは勘違いから話が広がる構成になってるんだけど、この話はそうじゃなくて。みつばとひとはの間で、正義と悪がコロコロと反転していくのがすごく面白かった!最初は「みつばひでぇ!」って思ってたらひとはが優位に立って、かと思えばみつばが再び優位に立って、最後の最後でひとはがみつばの姉妹愛を思いっきり裏切る形でオチになるという。どっちもいい子だし、どっちも悪い子で、結局痛み分けなのね・・・。

Bパートの三女ちゃんもいいよねえ。散々嫉妬しまくった挙句、最後はちゃんとふたばにお礼が言える。いい子だよ。俺はこの辺で涙腺が緩んでしまったですよ・・・。

で、当然ながら最後のお話もいいね。基本ギャグなんだけど、最後はほのぼのオチ。母親のいないふたばが見せる母性というのものを考えると少し切なくて、でもあったかい気持ちになるのでした。「母親がいない」というのを全面に出さず、あっさりと作ってあるバランスもすごくよかった。そういうものは視聴者が勝手に感情移入すればいいものであって、作り手側が「この子たちは母親もいないのに子供の世話としかしてるんですよ!」みたいな押し付けがましさがないのがいい。

そういう設定に頼るのではなく、キャラクター自身の魅力で話が作れる。やっぱ好きだな。