生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録 第12話「生徒会の一存」

全ての元凶は会長さんかー!

というわけで最終回。中目黒先輩も出てきたりして、ますますこの話が誰かの考えた物語なんじゃないか?というメタ的視点を強くするエピソードでした。

将来なりたいものの話で「お嫁さん」と答える深夏がかわいすぎる!なんで最終回にこんな名シーン持ってくるですか!!この瞬間だけは確実に妹超えたね。富樫美鈴の初々しくもエロイ演技がまた・・・。これはたまりませんですよ。


前回の引きだった真冬の告白。まともに取り合わないだろうことは分かっていたけど、あそこまで予定調和に流されるとやっぱり腹は立つ。こりゃーダメだ、とんだ駄作だ・・・なんて思っていたのですが、その後の展開を見て少し考えが変わった。

9話の感想でも書いたけど、この作品における過去とは「幸せな現在に続くモノ」以上の意味はない。そして同じように、未来についても「幸せな現在の延長上にあるかもしれないモノ」以上の意味はない。特に今回は、現実感のない未来予想図と、ポエミーに語られる過去の思い出という対比が「現在」を際立たせる構成になっていました。そう考えると、真冬の告白を敢えて流したのも、この作品に存在するのは今この瞬間のみであることを象徴していたのかもしれませんね。