夢色パティシエール 第07話「仲良し誕生日ケーキ」

高垣彩陽が保母さんやってる幼稚園はどこにありますか!

・・・なんて言ってる場合じゃなく。このアニメはどうにも涙腺を刺激するなあ・・・。お話的には前回の引きからの予想通りで、いちごの発想力で大逆転の大勝利!というベタなストーリーなんだけどね。小泉さんの妹を思う気持ちとか、初めて自分のスイーツを喜んでもらえたいちごの気持ちとか、そういうキャラクターの熱い思いが胸を打つのです。

いちごが逆転するのはいいけど、罪もないのに当て馬に使われるあゆちゃんはかわいそう・・・と思っていたので、その辺をご都合主義にならないようにうまくフォローしてくれたのもよかったです。盗作とはいえ、元々ベースが同じデザインだから親和性が高いのは当たり前なんだよね。それを逆手にとって、りんごちゃんが自分のグループ(?)だけでなくクラス全員のみんなと友達になれるきっかけにしたのは優しいお話でした。

「いちごのケーキには物語がある」とは花房の台詞ですが、この作品自体にもちゃんとした「物語」があるよ。設定を消化するためだけのシナリオじゃなくて、人の思いを積み重ねることで生み出されたドラマがあるよ。誰も悪者にせず、かといってご都合主義じゃない。やっぱ好きだなー、このアニメ。