夢色パティシエール 第05話「天使?悪魔?精霊??」

甘いホワイトチョコと、ほろ苦いブラックチョコ。チョコレートの持つ2面性を、樫野の冷徹さと優しさに例えるのはこのアニメらしい発想。

2面性の解釈もそうだけど、いちごのチョコロールがブラックからホワイトへと変わっていくお話の構成もお見事で、スイーツにいちごの心情を託した名エピソードだったと思います。

文章で書くと、何だかアッサリした印象になってしまったけど、今回のお話はすごくよかった。がんばるいちごに感情移入するのはいつものことだけど、それ以上にストーリーの流れがすごく綺麗。イジワルな樫野が実は優しくて・・・というベタなお話に、チョコレートの持つ2面性という解釈を加えつつ、いちごの樫野に対する内面の変化をロールケーキのチョコレートで表現する。

奇抜でありさえすればいいとか、萌えっ子に萌えシチュを与えとけばいいとか、そんなお話が多くなってる中で、キャラクターという素材の魅力を引き出しつつ独自の解釈を加えた「料理」として見せてくれる作品は貴重なのかも。

  • バニラのリアクションが楽しすぎる!また鼻血か!とか思っちゃった。
  • 次回は、一気にスイーツ精霊が勢ぞろい?こりゃ楽しみだ!