LEMON ANGEL PROJECT 第12話「ミカヅキ」

うーんうーん。どう感想書こう・・・。いつも思うことではあるんだけど、自分の文章力のなさにへこむわ。

明らかにされた美希さんの目的。自分たちが必死に目指していたものが復讐の道具であったことを知り、自分を見失ってしまうメンバーたち。今回は、そんなメンバーたちが自分の力と仲間の力で再びLEMON ANGELを取り戻すという熱いお話でした。

氷室のLEMON ANGELを、唯のLEMON ANGELで乗り越えようという美希さん。やろうとしていること自体は間違いではなく、他のメンバーの目指しているのも同じではあるんだけど、問題はそこにある思いなんですね。LEMON ANGELに対する思いっていうのは今までのエピソードを通してずっと伝えてきたことだから、その部分を根底から否定する美希さんには付いていくことはできなかったんだと思います。

色々事件があっても結局はLEMON ANGELを続けるわけだから、極端な話今回のエピソードは無くても話の筋には何の問題もなかったりします。でも、自分の目指すものを再確認する彼女たちの熱い思いはやっぱり感動したし、話の筋を変えたり都合のいい悪役*1を出したりできない分、100%登場人物の思いだけで勝負してきた今回はすばらしい名エピソードでした。

エリカにはタクミ、冬美には春香がいる。この辺の絆も、今までの話を見てきた人にはたまりません。エリカは自分を変えるために、冬美は友達のためにという、立ち直るためのキーワードも彼女たちらしさが出ていてよかったです。

ラストのみるがまた泣かせるなあ。アンはニセモノだったとしても、自分がアンにもらった歌は本物。確かにその通りで、アンが唯先輩のものだろうと氷室のものだろうと、アンの歌によってみるが救われたことには変わりはない。言われてみれば、みるにとって唯先輩や氷室はどうでもいい存在なんだよね・・・。人間関係や復讐、そういう次元を超えたところに歌は存在するのかもしれません。ラスト一話、彼女たちがどういう歌を歌ってくれるのか、期待したいと思います。

  • 予告の唯先輩は反則だよなあ。「いつも見てるからね」とか言っちゃって。
  • ところで、智は「美希先輩」から「美希さん」に呼び方が変わったのには何か意味があるのかな。

*1:プリキュアで言うザケンナーみたいな