プリティーリズム オーロラドリーム 第49話「舞い上がれ!オーロラの翼」

いよいよプリズムクイーンカップの決勝戦

まずはかなめ。今回は完璧なウエディングコーデを揃えてきて、オーロラライジングも発動してた。しかし何かショックなものでも見たかのように、途中で演技をやめてしまう。かなめもまた、オーロラの輝きの中にそなたの思いを見たのだった。

演技が終わるや否や、逃げるように空港に向かうそなた。そんなそなたを追いかける前に、「見せたいものがある」と言ってステージに上がるりずむ。そして飛んだのはオーロラライジング・ファイナル。りずむの思いが翼となって、会場の人々、さらには会場から離れたそなたにまでもオーロラの輝きを見せる。

実は放映時に一度見て、感想書くために見返したのだけど、2回目に見た時は少し印象が変わってたな。最初見た時は「前回で話は終わって、今回はエピローグだな」くらいの感覚でいたのに対し、47話辺りから通して見返すと今回の話はまさしくりずむ編を締めくくるクライマックスになってる。46話で自分の気持ちと向き合い、前回でみんなの思いをオーロラの輝きへと昇華させ、今回でその思いを解放してみせる。なんという神々しさ。なんという圧倒的救済。

そして再びかなめ。りずむとそなたの和解にギャラリーが涙ぐむ中、最も当事者に近いはずのかなめはニコニコしてる。大切なマーマがりずむの実の母親で、その二人が母娘に戻ることの意味を知らない訳じゃないでしょうに。それでも無理して笑ってる、って感じじゃないんだよね・・・。なんだろうな、この子の無垢さというのは。そなたが「何もない」と評したかなめの無垢さは強さであると同時に、今の彼女の限界でもあるんだよな。