プリティーリズム オーロラドリーム 第50話「新プリズムクイーン誕生!」

みおんVSあいら。

みおん様は45話で見せたダイヤモンドダストの輝きを発揮し、あいらはオーロラライジング・ドリームで満点以上を叩き出す。

んー、結局、あいらがどうしてオーロラライジングを飛ぶのか?については最後までフワフワしたままだったなあ。確かに、みんなのために飛ぶ、というのは以前も言ってたことではあります。しかし、あいらのそれは口先ばかりで、基本的に彼女のジャンプは非常に個人的感情に基づくものだったはず。もちろん、シンデレラガールとしてのあいらは少女達の憧れであったのかもしれませんが、あいら自身がみんなの応援を力に変えて、みたいなジャンプをしたことは今まで無かったんじゃないの?

41話時点でのあいらの目的を考えると、社長絡みの因縁は中心たるりずむ自身が解決し、「エンジェル」については46話の対決で終わってしまったし、もうあいらには動機がないんだよね・・・。阿世知さんとそなたが一緒にオーロラライジングを発動したというのも、りずむが全ての問題を解決したからこそだし。

阿世知さんといえば。これだけオーロラライジングがインフレしちゃった現時点で、あいらのオーロラライジングが成功するかどうかにカタルシスはさして残されていないし、前回までのりずむを見ていれば「母親との争いを忘れられなかった」とかもどうでもいいのは分かるでしょ。挙句に「あいらはあいら自身のジャンプをすればいい」とか今頃言い出すし。一体何周遅れてんだ。

でもまあ・・・。そんな阿世知さんの思いをよそに、あいらは観客の応援と服の声*1をオーロラの輝きに変えて飛ぶ。すごいよね。阿世知さんの話なんて何ひとつ聞いてないんだもん。無自覚な才能と一方的な善意で周りを振り回す。嫌味でも何でもなく、それこそが春音あいらなんだよなあ。だからこそ「みんなでオーロラライジングやろうぜ!」みたいなこともできたわけで。ていうか、何なんだあれは。

*1:忘れかけた設定