ロウきゅーぶ! 第02話「小さな少女の願い」

2話目。

どうやら3日で男子バスケ部に勝たなきゃいけなくて、もし負けたら女子バスケ部は廃部になってしまうらしい。

バスケが好きでたまらないのに、停部中でバスケをすることができない昴。そんな昴が、自分の居場所としてのバスケ部を守ろうとする智花に感情移入していく今回のお話は熱かったなー。シリーズ序盤でしっかり動機付けがされてると、こちらの感情移入も高まるってものですよ。

「試合で負けたら・・・どうするんだ」
「やめます、バスケ。もう二度としません」
「バスケが無くなっても、みんなといられれば」

智花のエピソード、神のみの長瀬先生の話を思い出しますね。勝つことに執着しすぎて周りが見えなくなり、離れていく部員たち。でも、その純粋で崇高な思いは、貫き通せば人を惹きつける魅力になる。

ただ、そこまで好きなら「別に体育館じゃなくても、どこでもバスケはできますから」という結論になるはずだよなあ。そこで「バスケやめます」となるのはどうも引っ掛かる。まだ智花という子を理解できてないので何ともだけど、それは本人が言うようにバスケそのものよりも結果として得られた絆を大切にしたいってことなのかな。あるいは、バスケで何もかも失ってしまった以前の経験がよほどショックで、こんな思いを何度もするくらいなら……みたいな。

昴との共感という観点で考えると、むしろ後者の解釈の方が筋は通ってますね。大好きなものがあって、好きという気持ちが大きすぎるが故に、失うことをひどく怖れる気持ち。

「君はバスケをやめちゃダメだ」
「バスケが出来る場所がひとつしかないなら、それを手放しちゃダメだ」

「俺が両方守ってやる」
「君のバスケも、居場所も、俺が守る」

だとすれば、昴のこの台詞は智香に向けたものであると同時に、自分に対する言葉でもあったわけです。智香を守ることは自分を守ることだから。

まあ、その辺を全て見越して今回の話を持ちかけた美星さんは策士だよな。

  • 昴くん、高校生とはおもえないほど老けてるな。
  • 「ごめんな、いけないコトさせちゃって」もっといけないコトしたいです!!!