LEMON ANGEL PROJECT 第11話「背徳のシナリオ」
背徳のランジェリーを(ry
・・・ゴメン、パピヨンローゼなんて誰も見てないよな。というかLAP自体見てる人いるのかって感じですが。
さて今回。触れてはいけないものに触れてしまった気がしてなりませんが、とうとうこの日が来てしまいました。みる、アンの正体に気付くの巻。
てっきりみるとアンの因縁めいたものは智の成長によって乗り越えられるものだと思っていたから*1、ここにきて掘り下げてくるとはびっくり。みるの背景を今まで掘り下げなかったのは、このエピソードのためだったわけです。
自分を救い、導いてくれた存在がニセモノの存在であることに気付いたみる。しかし姿かたちが同じでも、それは本当にみるを救ってくれたアンそのものなのか？という疑問があります。つまりみるが好きになったのは唯先輩の分身としてのアンなのか、氷室が作ったアンなのか。前者だとすれば、みるを救ったのは唯先輩ということになるし、妥当な落しどころかな。
そして美希さん。前に持ってた謎のディスクはMDかと思ってたけど、先代レモンエンジェルのデータが入ったディスクだったのね。氷室の作ったレモンエンジェルを完全に復元し、それを倒すことが唯の復讐になると。美希さんがこういう形でかかわってくるとは。工藤に泣きながら告白するところを見ると、罪の意識を感じているようですが・・・？
と、そんな感じ。ここで思いのベクトルについて考えてみると、智は2期、美希は1期に向いているということになる。そしてみるは、1期に向いているようにみえて、彼女の居場所は2期の中にある。そう考えると、智と美希の中間にあるみるの立ち位置はかなり重要になってくるんじゃないかなあ。
「1期への思い」という点では美希とみるが思いを同じくし、智と対立する。しかし「1期を倒す」という点では美希と智は同じで、これはみると対立する思い。なかなか複雑な関係になってきましたね・・・。
巨大な悪や大きな陰謀に立ち向かうということではなく、越えるものはあくまでも1期。氷室などの思わせぶりなキャラクターは、1期と2期が両立する舞台を作るための大道具に過ぎなかったわけで。1期を超えて、名実ともに真のLEMON ANGELになろうという、すばらしい直球勝負でした。
謎の看板を不安そうに見つめるみるや、「なーんだ、新しいレモンエンジェルか」という弓道部の何気ない会話が大きな伏線になっていたりと脚本の技も光りますね。どっかのアニソン歌手*2や構成作家*3が脚本家のマネゴトをして書いたようなお話とは違うのですよ！
- 1期がプログラムって、トップシークレットなのかと思ってたけど、そうでもないらしい。それとも技術者特有の空気読めないってやつかな？
- 新メンバーのセーズ。フランス語で「16」を意味する彼女の名前には・・・特に意味はないんでしょう。
- 俺だったら、みるがあんな格好で、人気のない地下に一人で現れたら正気を保てる自信がない。
追記
ってかさー、みるは泣いてたけど、じゃあアニメキャラやエロゲーキャラに本気で惚れたりする俺は何なんだ、って感じですよ。
