世紀末オカルト学院 第01話「マヤの予言」

視聴前チェックは[http://d.hatena.ne.jp/kkobayashi/20100630/p1#07:title=こちら]。


お、おおお・・・。面白い!なんで?

大変申し訳ないけど、初見の感想を一言でいうとそんな感じ。

アニメノチカラ第3段!ということなのですが・・・第1段第2段も全く楽しめなかった自分としては、まあ今回もダメなんだろうなあと思ってました。上の視聴前チェックでも、見切る気マンマンな空気が伝わってますね。しかし、見てみると意外なほど面白くて、30分があっという間に終わってしまいました。うーん。

さてさて本編のお話は。時は世紀末の1999年、「オカルト学院」こと私立ヴァルトシュタイン学院にやってきた神代マヤさん。父親である学院長が亡くなったので後を継ぎに来たのだけど、マヤは大のオカルト嫌い。そのオカルト嫌いの理由は父親にあるようなのですが・・・。

その辺りの本筋とは別に、ナンバーXXのアベミノルがどうしたとか、転送がどうしたとか、ターミネーターばりに素っ裸で転送(?)されてきた謎の男とか、もう1本の話の筋がありそうですね。はてさてこの先どうなることやら。

公式サイトの雰囲気やキャラデザからは、もっと重々しいシリアスなお話を想像していたのだけど、思った以上にコメディタッチだった!いやまあ、ANI-COM RADIOで日笠陽子が「意外とライト」的なことを言ってたのは聞いていたので、それ自体は実は予想の範囲内ではあったのですが。

それよりも、ヒロインのマヤさんが予想以上にかわいく思えてきたのが一番驚きましたよ。キャラ表では仏頂面なだけのマヤさんの表情が、色々変わっていくのが楽しかったなあ。よく分からないまま「ヤラセよ!」と言い切ったり、死霊に取り憑かれてるとはいえ実の父親の首を切り落としたり、メチャクチャアグレッシブなところもよかったです。もちろん、そういう行動に至るまでのマヤの内面というものも少しずつ考えていかないとなんだけど。

なんかアレだね、全然関係ないけど、この勢いとノリは何となく「Angel Beats!」を思い出してしまうかも。

そんな感じ。元々期待していなかったのが功を奏したのか、キャラクターの個性も立ってて勢いもあって、すごく楽しかったです。唯一難点を挙げるとすれば、途中のコメディタッチに引っ張られたせいか、ややシリアスなシーンまでギャグシーンの一部のように思えてしまって感情の持って行きどころに悩む場面があったかな。最後の方とか。それも狙いだというならいいのですが、シリアスとギャグはもう少しメリハリを付けてくれたほうが好きですね。

ちょっと声の話。このアニメの日笠陽子はすごくよかった!先がけて放送していた生徒会役員共での演技が、声に関するコメントを控えてしまうほどヒドイ感じでして。かなりガッカリしていたところにこのアニメですよ。同じ時期でここまで違うのか・・・!というのも実は驚きのひとつでした。特に「これは・・・これは・・・・・・ヤラセです!」の台詞は素晴らしかった。ツンデレ・・・というのとはちょっと違うんだけど、気の強いお嬢様然としたキャラクターの中の隙のようなものの表現が本当によいね!元々の声質が甘さ控えめでキレイな声なのもうまく生きてるなーって思いましたですよ。

  • 携帯のデザインが古めかしいのが何とも世紀末。
  • EDの歌、高垣彩陽か。メチャメチャ歌うまい・・・。スフィアの時とは全然ちがう歌い方が新鮮ですね。

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はなまる幼稚園」のサントラも素晴らしい。

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