アニメ「おてんばルル」のオテンバぶりがヤバすぎる!
「おてんばルル」とは、ファッションデザイナーのイヴ・サンローランによる絵本が原作のショートアニメ。4/4から、東京MXで土曜23:22くらいに放映されてます。
- 作者: イヴ・サンローラン,東野純子
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2006/01/06
- メディア: 大型本
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本書はイヴ・サンローランがクリスチャン・ディオールで働いていた、まだ20歳の頃に作られたもの。
キュートでおしゃれでおしゃまなルルが巻き起こす、あれこれ。
かわいいだけでない、エスプリの効いた1冊。
アニメ版の詳細は公式サイトに載ってるかも。
この「おてんばルル」というアニメ、どうせファッションデザイナーが作ったオサレアニメだろうと思って適当に流していたら、2話のルルがあまりにも常軌を逸したオテンバぶりを発揮していてビックリした!
フランス人の言う「おてんば」が「おてんばってレベルじゃねーぞ」というくらい過激なのは「おてんばソフィー」で学習済みだったので、ある程度覚悟していたはずなのですが・・・想像をはるかに上回るオテンバっぷりですよ!あまりにも驚いたので、普段取らないキャプチャーなどを取ってみました。
こんなにすごいアニメなのに、なぜかはてなでも2chでもニコニコ動画でも全く話題になっていないみたい。そんなバカな・・・みんなの世界では日常茶飯事なのか?
アバンタイトル
いきなりお風呂から始まります。
有名な、ルルの「いけないポーズ」ですね。
作者のイヴ・サンローランも出演してます。自分で自分をこんなハンサムに書くとは・・・でも、イメージ的には結構似ているかも。
1話「自分が好き、少し、とっても、熱烈に、夢中になるくらいに!」
タバコを吸ったり、プレイガールを読んだりと自由すぎるルル。そして、なぜか話はルルの一人ファッションショーに。不覚にもロリータ・ルルはちょっとアリだな・・・などと思ってしまいました。
ということで
1話は大体こんな感じで進んでいくのですが、どうでしょう。微妙なラインながらも、まあ、「おてんば」と言って言えないことはない。毎回こんな緩くてシュールな雰囲気で続いていくなら楽しめそうかな?などと、この時までは思っていたのでした・・・。
2話「イースターエッグ物語」
イースターが近づいてきてテンションが上がり、子供たちにイースターエッグを配ろうと思いつくルル。前回の経験から、また何やらイタズラをするだろうな・・・なんて思っていたのですが、まさかここまでの大惨事になろうとは・・・。
なぜか縄跳びでニワトリ小屋を襲撃して、タマゴを根こそぎ取っていくルル。この後ニワトリを蹴っ飛ばして追い払ってたりして、なかなかのオテンバぶりを発揮してくれます。この辺りはまだまだ普通の(?)オテンバアニメですね。
この辺から雲行きが怪しく・・・。なぜか奪った卵を土に埋めて、腐っていく様子を観察し始めるルル。
そして、腐った卵を子供たちにばら撒くルル。公式サイトの次回予告では、このシーンの絵が公開されていたのですが・・・。これだけ見ると、ほのぼのとしたシーンにしか見えない。まさか中身が腐ってたとは・・・!そろそろオテンバでは済まないレベルになってる気がする。
腐った卵を食べて、当然おなかを壊す子供たち。何ともヒドイお話だ・・・。しかし、本当にお話が狂っていくのはここからだった!
「ついにみな息絶える。おてんばルルは大はしゃぎ」というテロップとともに、大はしゃぎのルルが映しだされます。
・・・え、死んじゃうの!?マジで??ってか、何で大はしゃぎ!?
そして「お葬式の後も、小躍りして喜ぶルル」というテロップと共に、墓地で縄跳びしながら小躍りして喜ぶルルが。
え、ほんとに死んだんだ・・・。このシーンのルルはシュールすぎて猟奇的ですらある。まさか前半の縄跳びがこんなラストへの伏線だったとは、誰が想像しただろう?
で、おわり。
というわけで
「おてんばってレベルじゃねーぞwww」という突っ込みを用意しながら見ていたにも関わらず、想像以上にぶっ飛んだ展開を見せてくれた今回のお話。どんどん狂った方向に転がっていくお話を呆然と見つめながら、笑うことしかできませんでしたよ。
とりあえず、フランス人の「おてんば(Vilaine)」には気をつけろ!ということで。
*1:こういうエンディング前のパートをそう言うらしいですね。初めて聞いた