しゅごキャラ!! どきっ 第89話「心、わかりあえて。」

最初からルルとママが話しあってればいいんじゃねーの?

長々と続いた割には、ルルは掘り下げもされずに空気キャラで終わってしまったなあ・・・。名古屋弁も何の意味があったんだろう・・・。

今シリーズにおいてルルの抱えていた問題。ルルが自分の夢を見つけられないことと、母親が映画女優を辞めてバラエティーに出ていることと、祖母の「完璧になりなさい」という教育は繋がってるんだよね・・・?「"完璧"になりなさい」→「中途半端な夢はダメだ」、「ルルのジュエリーが"完璧"」→「ジュエリーをしていた女優のママでいて欲しい」ということなのかな。よく考えると全体的には「不完全でもいいじゃない!」というメッセージが込められていた、ということになると思うんだけど、そんなの分かるか!

理屈では分からなくもないけど、ルルがあむちーとの出会いによってどう変わって行ったのか?そして、ナナのキャラクターはルルのどんな「なりたい自分」を表していたのか?と、その辺を掘り下げていくことがお話の主題じゃないのかなあ・・・。「自分の夢が決まらない」という共通点を持ちながら、完璧を求めるあまり動けなくなってしまったルルと、不完全ながらも自由に夢を追いかけるあむとの対比。

ベタだけど


ルル「あなたは、失敗が怖くないの?」
あむ「そりゃ怖いよ。でもね・・・応援してくれる家族や、友達や、この子たちがいるから、あたしはがんばれるんだよ」
   「だから、失敗したっていいじゃん。たとえ失敗しても支えてくれる人たちがいるって、あたしは信じてる」
   「そして・・・あたしも大切な人が失敗したときには、支えてあげたいって思う」
   (ルルを見つめるあむ)
ルル「日奈森あむ・・・」

みたいなさー(自分で書いて興奮してきた)。そういうエピソードのひとつでも欲しかったなあ。

何となくルルを持て余してて、方向性を決めかねてるように見えてしまいました。

そんなわけで、全体的には不満の残るシリーズでしたが、ナナのキャラは最高だったね!それだけでも楽しかったから、まあいっか。