true tears 第09話「なかなか飛べないね…」

雨降って地固まる、ってやつですかね。
モヤモヤ溜め込んでるくらいなら、一度発散しちゃった方がいいのかも。もちろん、なんでも外に出せばいいって訳じゃないけれど、眞一郎の母と比呂美の冷戦状態は、どう考えてもこのままでいいはずがない。かといって、唐突に爆発させてもはぐらかされるだけだし・・・と考えると、今回の事件くらいの力が必要だったのかもしれません。
ま、結果オーライなんだけど、比呂美を取り巻く大きな障壁のひとつが取り払われ、彼女を檻から開放することには成功したようで。自分の意志だけではどうにもならない部分は確かにあって、比呂美にとってはそれが最大の障壁であっただけに、ここが解決したのは大きい。あとは自分の思いに正直になることだよ。どんな結果になるかはわからないけれど、それが自分で出した答えの帰結であるのなら、きっと受け入れられるはず。そうやって人は強くなっていくし、いつか空だって飛べるようになるよ。
光あるところ必ず影があるのですが。やっぱり、眞一郎が散々比呂美のことを気にしていたことが、ここにきて一気に表面化してきたかー。乃絵・・・かわいそう・・・。石で書いた「すき」の文字を掘り返そうと必死になっていたり、それでも眞一郎が飛べることを信じていたり、見てるのが辛いよ・・・。かといって、眞一郎を責める気にもなれないのだ。乃絵を好きな気持ちも本物だと俺は知っているから。いっそ眞一郎を罵倒できれば多少は気が紛れるのだが・・・。

  • 事故シーン、ずいぶんアッサリしていたなあ。前回に事故シーンを見せておいて「二人の安否は!?」みたいな引きを作ることもできたはずなのに。安直な引きで物語のバランスを崩すことはしないのね。だって、そこは主題じゃないもの。
  • ハーモニー処理、今までもあったけど今回多発しすぎでは。出崎アニメみたいだ(笑)