しゅごキャラ！第40話「りま！こころのアンロック！」

「この家の外にだって、あたしの・・・」
「あたしの世界がある！」

サブタイに反して、今回は海里がメインだった印象ですが。それでも、りまのエピソードは毎回泣いてしまう・・・。

幼いりまにとって、世界の全ては自分の家であり、両親であった。「家族」という世界に絶望したりまは、聖夜学園に転校してからも自分の世界を広げようとしなかった。・・・いや、「家族」以外の世界があることにすら気づかなかったのかもしれません。そんなりまの世界を広げてくれたのはガーディアンであり、あむちゃんだった。だからこそ、母親に「ガーディアンを辞めろ」と言われて悩んでしまうのです。家族以外にも、自分のいるべき世界が、自分の居場所が存在していたことに気づいてしまったから・・・。

「バカじゃないよ」
「幸せだから笑うんだよ」

ガーディアンという新しい世界がりまの心を動かしたのであれば、そして、あむちゃんの思いがりまの世界を変えることができたのであれば、りまの思いが「家族」という世界を変えることだってできるはず。なぜなら、今のりまは「家族」という世界に力を行使できるだけの、新しい世界を知っているから。幸せな思いが人を笑顔にして、その笑顔が他の人を幸せにしていく。それは、とてもキレイな「笑顔の連鎖」。
今回のエピソードは、りまが「家族」というひとつの世界から新しい世界へと進んでいく通過儀礼であると同時に、自らのトラウマを克服していくという、非常に印象深いターニングポイントの１つだったと思いました。