がくえんゆーとぴあ まなびストレート! 第12話「桜色の未来たち」

「おわりじゃない、はじまりなんだ。だから行かなくちゃ。・・・ね」

3年限りの、かりそめのユートピア。卒業してしまった学美たちはもうユートピアの住人ではいられないけど、そこで手に入れた輝きは永遠に色あせないことでしょう。
まなびからみかんへ受け継がれる「わくわくきらきら」。アメリカは無限遠、物理的な別離の象徴。7話のプールのシーンはやはり伏線というか暗示だったようです。プールの中と外という物理的な距離だけではなく、他のメンバーと違って自分から行動を起こせなかったことを、自分はみんなと違うということを、みかんはずっと気にしていたのでしょうか。だとすれば、みかんが打ち上げた花火は彼女が自分自身の輝きで周りを引き込むことができるようになることの象徴なのかもしれません。
・・・っとなんか観念的な感想になってしまいました。今回のお話自体でいえば、桃かわいすぎなのが印象的。めろりんきゅー*1

総感

最初のうちは「ユーフォーテーブル始まったな」的にさめた目で見ていたんだけど、お話に入り込めるようになってからは普通に楽しむことができました。正直言ってわくわくもきらきらも、ドキドキする展開も何にもなかったけど、このアニメの持つ優しい予定調和の世界は不思議と過ぎ去りし青春のノスタルジーを喚起させるのでした。

追記

今までのお話は、みかんが飛行機の中で思い浮かべた高校生活の回想と考えれば、大抵の違和感はスッキリすると思うですよ。

*1:って「メロリンQ」キーワードになってるのか(笑)