すもももももも〜地上最強のヨメ〜 第07話「見えない絆」

前回の引きはおいといて。

十二神将戦争の真実を知り、吊り橋効果でもも子を意識し始める孝士。てっきりもも子の妄想かと思った(笑)

そして今回のメインである、不良に絡まれるシーン。これは1話のエピソードとちょうど対を成してるわけですが、もも子と出会う前の自分と出会った後の自分を対比させることで、孝士の変化が明らかに見えてくるという構図。

単純に考えれば、委員長は過去の自分を映す鏡であり、孝士が求めた日常そのもの。ただもう少し考えてみると、孝士って委員長のこと好きだったよね?委員長は「日常」というだけではなく、孝士の理想なのですよ。彼の言うとおり、委員長の言ってることは彼自身の思いであったはずなわけで、それを否定するということは彼の持っていた理想を否定するということ。

何が言いたいのかっていうと、これは単純に「もも子に会って弱いボクが強くなれた」っていうレベルのお話じゃないってこと。もちろん表面的に見ればそうなんだけど、昔の孝士は弱い自分を否定してはいないんですよ。だからこれは悪い部分が良くなったっていう単純なお話ではなく、孝士の価値観が根底から覆されたっていう大きなパラダイムシフトなわけです。それを象徴するのが今回の構造で、もも子のやってることも下ネタギャグもいつもと同じなのに、孝士のコンテキストがちょっと変化するだけでここまで印象が変わってしまうのがすごいです。

追記

このアニメ、何も考えずにボサーっと見るためだけにローテーションに入れたはずなんだけどなあ・・・なにを熱く語ってんだ俺は。