N・H・Kにようこそ! 第04話「新世界にようこそ!」

段々とオタクの世界にはまっていく佐藤くんが楽しすぎ。俺も宍戸留美がいるメイド喫茶に行きたいぞ!!全然期待してなかったけど、意外と面白いなあ。今期はそういうの多いかも。

このアニメ見てて気になったのは、スタンスというか実オタクとの距離の取り方。最近のアニメではげんしけんなんかが「一般人がオタクにはまる」というネタをやっていたけど、この手のリアルオタクの描写って、本当にリアルに描いてもリアルすぎて面白くないと思うんです*1。それは物語的非日常ではなく、ただの日常だから。それを「あるある」ネタとしてギャグにするには、一定の距離を置かないといけないんだと思うのね。

その距離の置き方として、げんしけんでは群像劇風な第三者視点を置くことによって実現していたけど、NHKではもう少しシンボル化してポップに描きだすことによって距離感を取っている。簡単に言えば流行りの「メタ化」ともいえるでしょう。つまりげんしけんでは物語世界の内側に視点を置いているけど、NHKでは物語世界の外に視点を置いているように見えるのです。

どっちがいいのかは好みによりますが、俺の好みはげんしけんの閉塞感にあふれた世界よりもNHKのポップにメタ化された世界のほうが好みかな。

*1:俺のようなオタクコミュニティに属さない人間にとっては十分面白いんだけど