となグラ! 第02話「ツンツン香月と誘惑エプロン」
2話も見てみる。今期の数多いテンプレートアニメの中で、これは真っ先に見切り候補だったんだけど、実はこのアニメが一番の拾いものだったとは・・・。
香月はツンデレっていうか単なる恥ずかしがりやな気がしますが、ツンデレのテンプレートに当てはめるだけじゃなくて、ちゃんと一人の女の子として描こうとしているのがいい感じ。本当は仲良くしたいのに、エッチな勇治にどうしても拒否反応を示してしまって・・・というのが丁寧に描いてあるから、後半の無駄にエロい展開もすんなり受け入れられます。
キャラクター描写の丁寧さに反比例するように、邪魔な両親を南米に追いやる豪腕に惚れる。力を入れるところと抜くところがちゃんと分かってるよなあ・・・。設定の説明なんかよりも香月のコスプレを一つでも多く!「大事なところ」と言われて「おへそ」と言ってしまう香月もまた、定番ながらもエロ一辺倒の後半ではいい箸休めになってくれます。
ラストの、香月の自然な笑顔が一番効いたというのも、テンプレートアニメでありながらテンプレートを否定するというスタッフの熱い思いが感じられるような、そうでもないような。
アイキャッチ的にはさまれるニーナがかわいすぎ。これはお当番回が期待できますなあ・・・。
追記
えーと。案外楽しかったので、ローテーションに入れることにしました。
理由としてはそんなところでしょうか。ちょこッとSisterも、ゼロの使い魔も、確かに狙いであるところのメインヒロインはかわいいんだけど、所詮は「この声優にこの台詞をしゃべって欲しい」という企画モノの域を出ないように感じます。まあ、パンチラと貧乳は正義なので、そこを外さない限りおっけーなんだと思いますが。
追記2
http://laplacers.hp.infoseek.co.jp/diary/2006/0607.html#date20060716-01
おお。
「Hな男の子のが苦手」という香月。「セックス=大人になること」の否定は、10年前から止まった香月の時間を象徴している・・・という解釈はアリですね。香月が過去に囚われているのは、伝えられない思いがあったから。勇治との再開によって動き出すであろう香月の時間を考えると、やたらとエロイ勇治は「過去」に対する「未来」の象徴なのかもしれません。このアニメは「勇治(=セックスの象徴*1 )」を受け入れることによって、香月が大人へのイニシエーションを果たすための物語なのかも。
・・・ん、いやいや。このアニメは何も考えずに、ひぐらしで痛んだ心を癒すために見るのだ。いかんいかん。
*1:ひでえ