スカイガールズ 第19話「アイーシャ・クロニクル」

アイーシャ登場。・・・なんだけど、このアニメは本当に敵を作らないよなあ。まさか登場したその回のうちに仲良くなってしまうとは思わなかった・・・。攻龍の他のクルーはまだアイーシャを疎ましく思っているようなので、その辺でもう一度盛り上がれそうな期待はあります。
アイーシャ登場のシーン。前回の侵入騒ぎでワームへの直接的な恐怖を植え付けておいて、さらに冒頭の怪我や食糧難のシーンでワームへの憎悪を身近な形で煽っておいて、その上で出番を作ってるのがうまいなあ。タイミングバッチリというか。ベタなお話なのに、それをお約束でごまかさないで丁寧に描いているのが分かります。丁寧といえば、アイーシャ登場の時に4人娘がそれぞれ好き勝手なこと考えてるのがまた面白い。キャラクターの立ち位置がしっかりしているからこそ、それぞれのバックグラウンドの中でアイーシャをどう捉えているかの違いが見えてくるのもよかったです。
丁寧な構成の中にも行間で見せるシーンはあって。瑛花さん、「食べられるだけでも、ありがたいと思いなさい」とか言っておきながら、音羽の計画には乗ってるんだな。「音羽の提案なんですが・・・」とか恥ずかしそうに言うのがかわいすぎる。もっとあからさまにツンデレを煽ることもできたはずなのに、そういうポーズすら出さずに結果だけを見せることでちゃんとツンデレになってる。音羽と瑛花さんの間にも、冬后と艦長みたいなやり取りがあったんだろうな・・・とか想像するのも楽しいですね。