ストロベリー・パニック 第12話「夏時間」

少女達の夏時間。大量のキャラクターをばっさり削って、渚砂とエトワール、そしてそれに関するキャラクター達の人間関係を整理するという今回。それぞれの想いが複雑に交錯し、何かひとつの大きな流れに向かっているような感じがします・・・。2クール目にも期待が持てますね。

「たった三年よ。三年なんて・・・」という六条さん。まさかこのアニメでメタ的モラトリアム構造を見るとは思わなかった!普通のギャルゲーなら、高校生活を「えいえんに繰り返す日常」として扱うところなのですが、六条さんにとって高校生活とは「いつか終わる仮初めの楽園」。そんな彼女にとってエトワールとは、一体どのような存在なのでしょうか・・・

そしてその一方で「窮屈な籠の鳥」であるミアトルと、その象徴であるエトワール。学園に対する捉え方が六条さんとエトワールで全く対象的なのが面白いですね。籠の鳥を暗示させる鉄柵越しの花火と、渚砂の「でも、一人で見るより幸せです」という台詞。素直に読めば、閉鎖的なミアトルを渚砂が変えていく・・・という構成を思わせるのですが、どうなのでしょう。

時間と言えば、六条さんの「たった三年」、千代ちゃんの「一ヶ月なんて長すぎます」、渚砂の「たった一日だよ」と玉青ちゃんの「どんなに長い一日だったことでしょう」。時間間隔がそれぞれのスタンスを表しているのもなかなか憎い演出ですねー。

  • 俺も渚砂の胸に顔をうずめたい。渚砂胸触られまくりだな!
  • 「あなたのお姫様は、スピカの中から選ばなくてはいけないのでは?」これはどういう意味だろう。
  • プールのキスシーンは、ありえねえ・・・けどそのありえなさがストパニらしい。
  • エトワールさま!エロイ!!これはすごいアニメだ・・・。渚砂を襲った時によぎった子は一体?
  • エトワールと一線を超えた象徴として玉青ちゃんのリボンを使う演出がまたうまい*1。ほんと、小道具の使い方がすばらしいなこのアニメは。
  • フランス語の発音に突っ込んではいけません。

*1:リボン=渚の処女性、とまで考えるのは行きすぎ・・・?