かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜 第10話「小さな嵐」

今回はよかったー。

「はずむを傷つけたくない」という気持ちは分からなくもない。けど淑女協定*1の根拠が「友達じゃん」って!それはおかしいですよ、とまりさん。・・・と思っていたけど、それは自分に対する暗示であったわけですね。二人が友達ならすべてうまく行く、という。

思い出したかのように出てきたやす菜の男性恐怖症。やす菜をかばうはずむ君は結構男らしかったぞ。しかしやす菜の肩を抱くシーンをとまりに見られてしまうとは・・・。「キスをしてない」という負い目もあってか、とまりの心に生まれた小さな心の闇が、彼女を抑えていたものを解いてしまったのでしょうか。

やす菜ははずむとキスをしたけど、とまりはまだしていなかったんだよね。その大きな差を思い出させる合宿の猥談、それを踏まえた上での駅のシーン。そしてラスト、やす菜とはずむが抱き合っていた駅でキスをするとまり。この盛り上げ方がすごいよなあ。海ほたると本物のホタル、昼の駅と夜の駅という対比も二人の違いを象徴的に表していたような気がします。


にしてもさー、はずむ君。君はやす菜と二人きりで水族館なのに意識しないのかね?それにとまりが髪を下ろして・・・とか言ってたけど、その前に裸に反応しろよ!まさか、裸は見慣れてても髪を下ろした姿は見慣れてないとでも??

中性的なはずむに対して、「女らしさ」というのは恋愛の要素にはなりえないと思うのです。はずむが女の子に変わるということについて、流行の百合展開とかオタクの女性化願望とか色々考察されていますが、そういうメタな背景はともかく物語上の意味としては「性別に依存しない恋愛感情はあるのか?」ということだと思ってます。それは「女の子になってもボクはボクだよ」というはずむ君の台詞そのもの。そういう観点で考えてみると今回のお話は、女性の記号によって恋愛は成り立つという結論になってしまうわけで、ちょっと違和感を感じてしまうのですが・・・。

まあ、ともかくこれから波乱の予感。今後の3人が楽しみですね。

追記

皆さんは「脱!やまとなでしこ宣言」っていうインターネットラジオを知ってますか?

そこで堀江由衣田村ゆかりの呼び方を「田村さん」→「ゆかり」に変えるっていう企画(?)があったんですが、なんか今回の話と妙にシンクロするのでした。

正直声優事情には疎いので*2、実際2人の関係がどうなのかは知りませんが・・・。

*1:というのかな

*2:声オタのくせに