ましろ色シンフォニー 第12話「はじまり色の季節」
ぱんにゃ、森に帰る。
みう先輩には新吾がいるんだから交尾には困らんだろ、とか捻くれたことを考えてしまうのは紗凪のことを引きずってるせいか。
「すごく辛いことを正面から受け止めようとしている人がいて、あたし、その人を強いなって感じたの」
「その強さを見習ってみたい」
「瀬名が見習いたい人って、みう先輩ですよね」
ちげーよバカ、そりゃ紗凪のことだろ。脳味噌チンポ野郎か。なんで愛理がみう先輩なんぞ見習わなきゃいかんのよ。いや確かにみう先輩はいい子だけど、本作品における先輩は「想い人と結ばれた幸運な子」であって、「すごく辛いこと」など何もないでしょうに。
変わることを恐れる愛理が、変化を受け入れることができたのは、明らかに紗凪との奇妙な友情のおかげでしょ。