ましろ色シンフォニー 第11話「ましろ色シンフォニー」

セックスていうと普通だけど、交尾って言うと妙にエロいなあ。オスの本能!!

という訳で、付き合い始めた新吾とみう先輩のクリスマスイブ。こいつらこれから交尾するんやで、という段取りが着々と進んで行くのがもう!シンゴがミウのお尻の臭いを嗅いでる・・・という話からの、みう先輩の尻!胸!気配りさんの新吾さんと言えども健康な高校生男子、絡みつくようにスケベなカメラワークがもう!

裏で紗凪ちゃんを泣かせて、愛理を悲しませて、新吾とみう先輩はコスプレ交尾!!!!ネコの発情はネコミミコスプレのメタファーだった!!!!!!!!

でまあ、新吾とみう先輩はネコのように交尾してるわけですが、その裏で失恋の傷を舐めあう紗凪と愛理が切ない。

「あーあ、携帯なんて解約しようかなぁ」
「どうしたのよ?」
「新吾に番号教えてからさ、携帯がなるたびに期待してやんの、あたし」
「あいつからじゃないか、って」

「夜中にすごく声が聞きたくなってさ、何度もかけそうになったりするんだもん」
「なんて出るのかな?『もしもし』、だよね」
「夜中だったらやっぱり怒られるのかな」
「でもあいつは、笑いながら『二度とこんなことしないでくれよ』とか言いそうだよな」


「・・・それだけでいいんだ」

紗凪ちゃん・・・。こんな子が不幸になるなんて。間違ってる。こんな一途でいい子が、何で新吾なんか好きになっちゃったんだ・・・。

みう先輩のクリスマスプレゼントを選ぶなんて口実にして、おこぼれの優しさを貰って、それで紗凪は満足なのかな。そんなものにさえ縋らないと自分が支えられないのかな。

じゃあ告白すりゃいいじゃん、逃げてるだけだと正論を言うのは簡単だけど、この僅かな幸せすら失うかも知れない賭けに出ることを彼女に強要できるのか?報われない想いでも、おこぼれの愛情でも、今の紗凪にとっては大切なものなんだ。

いつか一人で歩けるようになる日がきっとくる。だから今は、どうかこのままで・・・。