テレパシー少女 蘭 第07話「蘭と湯けむり幽霊事件 〜ゴースト館の謎〜」

探偵モノみたいになってしまった今シリーズ、その解決編。ポンポン謎が解けていくのは、ご都合主義にも思えるけどそれなりに気持ちいいですね。蘭と翠の間の抜けたやり取りもいい清涼剤になっていた・・・というか、空気読め(笑)
さて。今回の犯人である城山さん。単なる悪者というだけではなく、このアニメに共通して出てくる「力」と「孤独」というキーワードを別な視点から体現しているキャラクターだったように思えます。
他人を信じられない桃子先生が自分の超能力に固執するように、城山は金という力に固執していた。力を持つがゆえに周囲から孤立し、孤独ゆえにより強い力を求めてしまう・・・という悪循環。それは超能力者に特有の問題ではなく、私たち普通の人間にも普通に起こりうることなのですね。
「私たちは何もしていない」という蘭の言葉が語るように、超能力で問題解決!というお話を敢えて避けていたのも象徴的でした。