アンドロイド・アナ MAICO 2010 第07話「味噌胡瓜」第08話「今すぐ逢いたい」

このアニメすっごい好きだったのに、Wikiediaでは

出演声優も丹下桜緒方恵美など、当時人気絶頂であったメンバーを揃え、ニッポン放送が社運をかけた番組ではあったが、アニメブームの衰退やリスナー層が合わず、またDTヴァンパイア同様中途半端なメディアミックス展開がなされたために、ひっそりと企画は終了していった。

MAICO2010 - Wikipedia

とか書かれてて泣ける。このシュールさと不条理さと間の取り方の絶妙さを感想で説明するのは難しいなあ。
Aパート。スターを迎えるために、段々とおかしな方向へ向かっていくMAICOたちが笑える。最終的にスターの正体が明かされないのも憎い演出だよなあ。Bパートは、謎のカッチンの彼女登場。これもまた段々とカッチンが追い詰められていくのが笑える。
こういう閉鎖空間のギャグって、閉鎖空間であるがゆえに話が軌道修正されず、あらぬ方向へ向かっていくのを止められないところが面白い。カッチンが閉じ込められる回とか特に好きで、一人でぐるぐる考えて煮詰まっちゃうから、おかしな状態になってるのが自分では気づかないんだよね。基準となる「普通」が存在しない世界の中で、少しずつ「普通」の軸をずらしていって、いつのまにかシュールな状態を「普通」へ持ってってしまうのが最高に面白いです。
最初と最後の方は結構心が痛むお話で、ちょっと見てて辛い部分もあるのだけれど、それも含めてMAICOの魅力だと思います。