天元突破グレンラガン 第16話「総集片」

総集編。久々に見た身としてはありがたいかも。こうして改めて見ると、作画の勢いはやっぱりすごいなあ・・・と感動してしまいました。
普段の視聴では勢いに押されっぱなしで完全に思考停止してるんだけど、こうしてゆっくり思い返してみれば、今までのお話は「信じる思いが力になる」というのがひとつのテーマだったんだなというのがよく分かります。
表面的に見れば「俺が信じるお前を信じろ」から「お前が信じるお前を信じろ」へと移行したシモンの成長物語で、それは結果的には正しい解釈なのだと思いますが、シモンが自分自身を信じるきっかけをくれたのはニアの信頼なんですよね。
アニキを亡くして、自分を信じるための拠りどころを失っていたシモンだけど、ニアの信頼を受けることで再び自分を信じることができるようになった。まずは「ニアが信じる自分を信じる」というところから。自分を信じられるようになったことで、「自分を信じるアニキ」を信じられるようになり、最終的に「アニキが信じる自分を信じる」ことが再びできるようになった。シモンが自分を再び信じられるようになったこと、そしてカミナの死を認められるようになったことの裏にはこんな感じの感情の流れがあったのではないでしょうか。

追記

うわ、7年も経つのか!番外編じゃないよね?何という成長ぶり・・・!