大江戸ロケット 第08話「恋も殺しもやるってさ」

うあー、今までまじめに見てればよかった・・・。今回は面白かったよ!
ついにソラが空の獣であることがばれてしまいました。正体を知られても長屋の人には受け入れられましたっていうお決まりのストーリーでしたが、今までの積み重ねや清吉の思いがちゃんとあったおかげで存分に感情移入することができました。今までもっとまじめに見ていれば、もっと今回が面白かったんだろうなーと思うと残念でもあります。
話の構成として「ソラを信じる」というのは前回と全く同じように見えて、実は前回を踏まえた上での今回だったりするんですよ。前回のテーマが「長屋のみんなを信じるソラ」だとすれば、今回のテーマは「『長屋のみんなを信じるソラ』を信じる」というネスト構造に気づくはず。単なるパロディーギャグアニメだと思っていたこのアニメで、こんなキレイな思いの連鎖を見ることができるとは正直驚きでした。
「なんで俺は、楽しくねぇんだ」という赤井。女のために殺しまで・・・というのが事の重大さとは裏腹に妙にあっさり描かれていましたが、惚れた女っていうだけじゃなくて日常のワクワク感が欲しかったというのもあるのでしょう。その手段が「殺人」という非日常だったのは悲劇としか・・・。