ふしぎ星の☆ふたご姫 Gyu! 第10話「途絶えた友情☆リオーネのまごころ」

うーん。結構危ういところもあったけど何とかそれなりにいい回になった、という感じ。

冒頭のリオーネの細かい動きとか表情とか、レイン・・・というか後藤邑子の細かい演技の楽しさとか、演出的にはなかなか面白かったのですが、お話がかなり微妙。

メルバが変わってしまったのはこの学院のせいで、だからこそ「やっぱりこの学園は変えないとね」の台詞が出てくるはずなのに、その直後「あたしたちが元の優しいメルバに戻してあげるから」って、それはねーよ・・・。メルバが心を閉ざしたのは彼女の優しさによるものだし、元に戻すのはメルバじゃなくて学院のほうでしょうが!自分でもさっき言ってたじゃん!

・・・とかなりガッカリして見てたのですが、意外なことにラストで持ち直してきましたよ。減点を恐れないファインとレインの気持ちがメルバの心を開かせ、フランに勇気を与える。それは、彼女たちの学園を少しずつ変えていこうとする努力が結果となって現れ始めているということ。メルバの心を開かせるだけじゃダメなんですよ。メルバはあくまで被害者だから。問題の原因であるフランを変えてこそ、真に学園そのものを変えることにつながるんだと思います。

お話自体は特に目新しいものも萌えるものもないんだけど、ちゃんと構成を考えて作ったんだなーというのが伝わる脚本でなかなかよかったです。贅沢を言えば、ギャグと萌えとか、もう一つ印象に残るネタがあればなあ・・・。惜しいところです。

ところで話は変わりますが

「この学園に、放っておけない心など必要ない」

・・・段々こじつけがましくなってきたぞ!がんばれトーマ!

  • メルバの出身星、聞き取れなかった。むむ。
  • 玉川達文、原画書いてる・・・