ふしぎ星の☆ふたご姫 第51話「ファイナルプロミネンス☆プリンセスはあきらめない」

ついに終了。

最終回の、最後の盛り上がりはプーモでした。次回予告で予想はしていたものの、グレイスストーンの代わりをしようとするプーモの姿には感動。ラストのグレイスストーンは「誰かが命を投げだすこと」が発生条件だとすれば、これはすごく残酷なことだよなあ・・・とか思ってしまいました。

振り返ったらプーモがいなかった、っていうのがまた切ない。泣き出すファインとレインが萌え。プーモ復活が分かりきってるのは子供向けの限界だから仕方ないけど、そこは素直にプーモが戻ってきて喜ぶふたご姫に萌えておこうじゃありませんか。

「泣いたら負けよ」のレインの言葉、1回目の悲しい涙と2回目の嬉し涙の対比。「泣く」ということをキーワードにもう少し考察できそうな気はしますが、俺のチンケな考察で物語をいじくりまわすのは無粋な気も。素直にいい話として受け取っておこうかと思います。

ラストのダンスシーンは、そう来たかーというナイスカップリング。この辺は次回に持ち越し、なのかなあ。「ほんと?エヘヘ」と喜ぶレインに激萌えた。

いい最終回でした。ただマイメロの時も思ったんだけど、次回作があるのを前提とした話作りはあまり好きじゃないなあ。次回作があるのは嬉しいけど、今期は今期として独立した最終回として作って欲しいです。なんか不完全燃焼な気がしてしまうので・・・

総感など

よくある子供向け魔法少女のフォーマットではあったんだけど、ふたご姫のかわいさはすごかった。お話も、いわゆる定番の筋からちょっと外してきた感じが新鮮で楽しかったです。この辺のお話を突き詰めたり、ふたご姫の描写ををアニメーション的に突き詰めたりすれば相当すごいものができただろうなあ・・・と限りないポテンシャルを感じたものですが、今ひとつ踏み込みが足りなかったりしたのは残念なところ。子供向けは色々と制約が多いだろうと思いますが、もう少しなんとか!と期待してしまいますね・・・

とはいえ、毎回ふたご姫を見ているだけで幸せで、どんなにつまんなくなってもいいからずっとやってて欲しい、そう思わせる不思議なアニメでした。声オタ的には後藤邑子を知ることができたのがこれ以上ない収穫。ここで後藤邑子を知ることができたおかげで、SHUFFLE!やラムネを120%楽しむことができました。そういう意味では人生を変えた・・・と言えそうです。