マケン姫っ! 総感

明らかに投げっぱなしで終わったけど、2期あるの?それほど人気が出そうには見えなかったけど・・・。

さて。お話自体はよくある能力バトルモノで、女子高に男が入学した、というフォーマットもお約束。じゃあ、この作品に固有の要素は何か?と言われたら、「マケン」の能力と「無駄にエロい」作画だったわけですよね。

能力バトルモノとして考えれば、全く設定が生かされてなかったのが残念すぎる。力の源である「エレメント」と、エレメントを利用した武器である「マケン」。エレメントとマケンの組み合わせで色々なバトルができたはずだし、おそらくマケンがpluggableっぽいのでその辺のバリエーションも楽しむ余地があったかもしれない。日本神話をモチーフにしているっぽい世界観も、掘り下げれば面白くなったかもしれないし。

設定の面白さ以前に、バトルモノとしての作画の面白さがまったく感じられなかったのも残念。今シーズンは質の高い能力バトルアクションが沢山あったので、どうしても見劣りしちゃうのは仕方ないとはいえ。

エロに関しても、楽しいは楽しいのですが、作画のあの垢抜けなさでエロをやられても、往年のエロトピアを読んでるような微妙さが・・・。多分これ、エロで売る作品じゃないでしょ・・・。

結局何がしたいのか全く分からないままに、大量の設定とキャラクターを投げ出されただけで終わってしまいました。この最終回で私は大層気分を害しましたよ。話を作る気がないならアニメ化なんて止めちまえ!

タケルの能力とか、イナホちゃんとの関係とか、あるいは「楽園」としての天日学園とか、1クールでも掘り下げられるポイントはあったはずなのに。全てを表面だけさらって結局何も残らないという最悪なパターンでした。

・・・書いてるうちに段々腹が立ってきてしまった。得るものがあったとすれば、高森奈津美の雨渡穣華ちゃんと、古谷静佳の水屋うるちちゃん。特に古谷静佳は日常しか声を聞いたことがなかったので、なのと全然イメージが違っててちょっとビックリしましたよ。

あ、あとEDはかわいくて好き。

マケン姫っ!  全エンディングっ!

マケン姫っ!  全エンディングっ!