うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE1000% 総感

こういう女性向けっぽい作品は対象外だと思ってて今まであまり見ていなかったのですが、結構面白かった。美少女がたくさん出てくるハーレムアニメも面白いけど、美少年がたくさん出てくるハーレムアニメもまた面白い。

とはいえ、「薄桜鬼」の時もそうだったように、やっぱり俺は女の子が好きなので、ヒロインを好きになったからこそ最後まで見続けたんだろうなあ。

ただ、正直言って春歌ちゃんのパーソナリティについては全く好きになれないです。だって、ひとりだけパートナーを選べって言ってるのに全員で歌いたいです!ってどんだけビッチだよって感じじゃないですか。まあ、ソロの才能とユニットの才能は別ということなのかもしれませんが・・・。

それはともかく。まず目を引いたのはキャラデザの面白さ。パステルカラーや原色のカラフルなヒロインを見慣れていた目には、いかにも重たそうな早乙女学園の制服が逆に新鮮で。黄色と黒のチェックって。あとは春歌ちゃんの黄色い目かな。キャラ表を見るとやや怖いんだけど、アニメで見てみると映えるんだよね。

そして、何と言っても沢城みゆき!ここまで捻りのないストレートな少女役って珍しい、というか自分は初めて聞きました。やー、かわいいですね!声質的にはこういう儚げで芯のあるヒロインはすごく似あうのに、ギャップ萌えを感じてしまうのも面白い。

何となく沢城さんは一癖ある女性キャラが多い印象があって、それが面白いのでこういう「普通の女の子」を演るのは勿体ないという感じもあるのかな。そういう意味では贅沢なキャスティングだったのかもしれません。もしくは、第一線のアイドル声優を使うと色々と弊害があるのかもしれないですが・・・。

全体のお話的には、それなりに面白かったけど、んー、原作ゲームの縛りのせいか思い切ったことはできなかった印象ですね。個人的に歌モノは大好きなので、男キャラがメインだとしてもやっぱり楽しい作品ではありました。原作ゲームではもっと突っ込んだ話が見れるのかな?と思うと販促的には成功だったのかもしれませんね。